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ウェルカム その3 [読み物]

 
 
・前回のお話

ウェルカム その1
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2017-08-01

ウェルカム その2
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2017-08-06







MFYS Jewelry ファッション アクセサリー 飛行機 航空機 航空宇宙機 カフス(シルバー) 【専用収納ケース付き】







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・前回までのあらすじ

金の力にあかせて宇宙旅行にやってきた、成り上がりのイケメン二人。

トラブルが起き、地上から孤立してしまう。

その後運良く宇宙ステーションに遭遇し、ドッキングはしたものの、
彼らがまずしたのは、通信回復や機器の修理よりも、
自分たちの食欲を満たすための行動だった。

緊急用の宇宙食はたくさん積んでいて当分飢えることは無いにもかかわらず・・・

苦労を知らず、およそ弱いものの立場など、どこ吹く風という感じの強がる彼ら。
宇宙にむりやり連れてこられて、瀕死な二匹のペットの容態が案じられる。


なぞの宇宙ステーションには、

< cuisine 食ナントカ  >

とおぼろげに読めるセクションがあり、そこで何か食わせろとの思惑で、

< ウェルカム >

と書いてあるハッチをそそくさと開けて、
その中の調理室へと、欲望むきだしの傍若無人な二人が進んでいく。








BMO JAPAN(ビーエムオージャパン) アクセスハッチ C13709






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調理室へと通じる、

チューブというか、地上の建物で言えば廊下の部分のディスプレイに、

・ルール < アクセサリーを全て外してください >

との表示がされ、少し首をかしげたくなったけれど・・

まさかこんな場末のステーションで盗むヤカラもいないだろうと、
最近換えたばかりのPPのスマートウォッチ、ピンクダイヤのリングなども、
相棒と目線をあわせながらも外して、それらを指定のトレイに置いて、

ふたりは調理室の扉をあけた。







PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ セレスティアル 5102G-001 [並行輸入品] [PP200]

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調理室の中は、

何か日焼

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ウェルカム その2 [読み物]

 
 
・前回のお話

ウェルカム その1
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2017-08-01


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貸切のチャーター機がドッキングを完了したその先に、 

< ウェルカム >

と書いてある、データベースには認識されない謎のステーションのハッチ。 

全体的にいくぶん宇宙けしているけれど、
肝心の文字は誰かが拭いたのか、カンバンを重ね塗りしたのか、
明瞭に読み取れる状態。

与圧が完了したグリーンランプを確かめつつハッチをすこし開けると、
「シュッ」と少し音がした。 わずかな気圧差のせいだろう。

それから重たい蓋をゆっくりと大きく開けて、人が通れるようにし、
その先の微重力セクションのチューブを浮かびながらくぐりぬけて行く。

気温はこちらのほうが高いようで、
その空気にはこころなしかを焼いたようないい匂いがしてきて食欲をそそった。

おいしい食べ物にありつけるかもしれないとの期待が2人によぎる。




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その先に部屋があり、入り口に

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ウェルカム その1 [読み物]

 
 
某アワード用に書いたものを公開します。

「おとぎ話や昔話、民話、小説などをもとに創作したショートストーリー、
アレンジやスピンオフ、新釈作品」

とお題にありましたので、オリジナルのストーリーではありませんし、
カンの良い方は途中で、

「ああ、あの話の焼き直しか・・」

と結末が見えてしまうキライがあるかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいませ。




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「ウェルカム」

ちょっとだけ未来のお話


若くして成功し、財をなした2人のイケメン青年実業家。

自動運転のチャーター機で宇宙旅行にやっては来たものの、
眺めはもう見飽きたし、無重力は気持ち悪いだけで、
ここで悟りを開いた宇宙飛行士なんてヤツらの気がしれないなんて、
強がりを言いあっている。

2人だけの貸切と言っていいチャーター機とはいえ、
ペットの持ち込みなど原則出来ないはずなのだけれど、
金の力にあかせて、反対されながらもそれぞれに連れてくることを可能にしていた。

案の定、無重力の訓練を受けていない動物の彼らは、
その環境に耐えられず2匹ともかなり弱ってきていて瀕死の状態にもかかわらず、

「僕のウェイガー、1億円もしたんだけどな」

「僕のマスティフなんて、3円さ」

とペットの状態など気にもとめず、金銭的な損失を気にしている2人だった。






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そしていま、地球周回軌道上にいる彼らには宇宙嵐がせまり、
そのせいかは分からないけれど、地上との通信が途だえている。

スペースデブリか何かが機体に衝突し、どこかの機器がヤラレたせいかもしれない。

オーロラがどんどん輝きを増していく宇宙空間の異様な雰囲気に
すこし気持ちがあせり、再度しつこく通信をこころみるのだけれど、
地上との交信は回復せず帰還はしばらくできそうにない。

食料もちろんは十分に積んでいるのだけれど、
こんな宇宙食は喰い飽きたといわんばかりの彼らだった。


そんな時、

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お寺のスピーカはBOSE [読み物]

 
 
わたしの母方の家のお寺さんは東京にあり、
法事の際に本堂にスピーカーが備えてあるのにふと気がついた。

なるほど大人数の場合には住職がマイクを使って、
ここから増幅された音が出るんだなと思い、
天井からブラケットでぶらさがっている、
その黒い四角い箱のメーカをついついチェックしてしまった。








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「さて、お坊さんが好むスピーカのメーカーはどこでしょう?」

などと、すぐに答えの分かってしまいそうななぞなぞは、
坊主だけにボーズ、すなわちBOSEと、
さして重要でもなく、当面役に立ちそうもない事を考えてしまうのが私のくせでもあります。

そしてそのお寺さんのスピーカは坊主じゃなかったのだけれど、
この広い日本のどこかにはシャレの分かる住職がBOSEを選んでみたり、
そうじゃなくても音質のすばらしさでボーズを使っているお寺さんがありそうな気もしてきた。

もうひとつの気づきは、近年は多いかもしれないけれど、
その本堂には椅子が備え付けてあることで、
正座でない椅子に座っての法要は初めての経験でした。









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さて、法要がはじまると、またしょうもない思考が芽生え始めてしまう。

読経はなにかラップミュージックにも思え、

「ポクポク」 「チーン」 「ジャーン」

と木魚くらいしか名前が浮かばない無教養っぷりだけれど、
独特の音を奏でるそれらのものたちも楽器にも思えてきて、
住職のお経の抑揚というか節というか、その声が楽器たち?と絶妙の間をとっており、
眠気を誘う音楽・・としか聞こえなくなってきて、正座でない椅子の楽さも手伝い、
つい、うつらうつらと船を少し漕いでしまったようだ。

いい音楽には
「気持ちよくなる」 「眠くなる」
といった共通のことがあるなぁと、思い起こさせてみたところで、
法要中の居眠りの言い訳にはなりませんね。。







おしまい












関連記事

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http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2014-01-11


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呪われた夜 One Of These Nights その3 [読み物]

 
 
【 前回の話 】

呪われた夜 One Of These Nights
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2016-01-24


呪われた夜 One Of These Nights その2
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2016-01-31



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気になっていた隣の課のあの子のことだけど、

新入社員の僕にはまだ、彼女の見かけしか知るすべがなく、もどかしい日々を送っていた。


そんな時、職場の先輩女子3人と、僕ひとりとの合わせて4人で、

アフター5に会食の機会があり、帰りの車内・・・話題が彼女のことになる。


当然、僕の耳はダンボ状態



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当日クルマを出したのは僕で、もちろん運転もそう。

「デートカー」のプレリュードに大人4人をつめこみ、トンカツ屋へは往復で約一時間のドライブ。

道は時間帯の割には思ったよりも空いていて、快適にクルマを走らせる事ができ、

なじみのトンカツ屋にも皆が満足してくれた。


ただし、音楽は「ベスト・オブ・イーグルス」を選んでみたものの、

先輩女子にはあまりイーグルスにはあまりウケがよくないというか、

洋楽に関心がなさそうな様子。


アルバムが折り返しての、呪われた夜のイントロ部分では、

「なんか、xxxxみたいだよねこの曲」

てなちょっと否定的な声も聞かれ、

イーグルスにはまっていた僕をすこし落ち込ませた。







呪われた夜  <FOREVER YOUNG CAMPAIGN 2015>対象商品

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: CD

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落ちていく時は早いもの。

このアルバムの曲順で行くと、次は「ホテル・カリフォルニア」で、

みんなが知っているマスターピース、すなわち名曲なんだけど、

これがかかる前に、会社の最寄り駅に着いてしまい解散となってしまった。

普段より空いていた道のせいだろう。


「お疲れさまでしたぁ」


と笑顔で言いつつも、そのときの僕は顔が少し引きつっていたかもしれない。

なぜなら、さっき聞いてしまったことばが頭から離れないからだ。









ホテル・カリフォルニア

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/07/24
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「そういえばさぁ、あの子の二

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呪われた夜 One Of These Nights その2 [読み物]

 
 
【 前回の話 】

呪われた夜 One Of These Nights
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2016-01-24



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新しい職場で、つぶらな瞳の彼女にちょっとだけ恋心してしまった、新入社員の僕。 

けれども・・ほぼすれちがいの業務優先の日常では彼女の事を知るすべがない。

見かけだけでなく、彼女の内面を知りたいなと思っていた矢先に、

職場の先輩女子3人と、僕ひとりでの計4人の会食の機会なるものが訪れた。


本人も混じっていればチャンスと呼ぶべきだろうけれど、

ここはまぁ、少しでも彼女の事を知れれば、聞き出せればという、チャンスのまたチャンス。

この会社の少ない女子社員のことだから横のつながりがあろうと、目論んでのこと。


さて会食の当日は、定時退社のとある水曜日。

勤務超過の対策として、週なかの水曜にこんな日がもうけられていて、

残業をするには特別な申請が必要だった。 アフター5にはもってこいの日。








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クルマを出すのは僕の役目なので、その日はいつものバイクでなくクルマで出社した。

自分のクルマは二人しか乗れないので、実家のプレリュードを使わせてもらうことにした。

クーペで2ドアの低く構えたフォルムは実用性には乏しいけれど、

その見た目と、運転を楽しむ、という事にかけてはクルマのひとつの到達点とも言えるもので、

「スペシャリティカー」 または 「デートカー」 などと形容されるのもうなずける。

濃紺のメタリック塗装はまだまだ艶を失ってはいない。


この助手席に彼女だけを・・・そんな妄想がふとよぎる。


見た目カッコよく、足回りも奢った乗り心地の良い、伊達男的なこのクルマは、

デートにはいいんだけれど、四人乗るにはちと狭い。

基本的には、ひとりかふたりで楽しむ為のもので、後席は大人はちょっとキビしい。


現実的には、助手席に年長の先輩女子に座ってもらい、

あとの二人はちょっと窮屈だけれど後ろで我慢していただこう。









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さて、クルマはとりあえずオーケーとしてあとは音。

いい空間、いいムード造りには音楽が欠かせない。


当日、カーオーディオに入れたのは「ベスト・オブ・イーグルス」

洋楽に目覚めた僕が、その時ツボに来ていたのがイーグルスだったというだけの事。

ほかのアルバムでも良かったんだけれど・・みんな乗って聞くわけだし・・・

ここはおいしい所取りのベスト版にて妥協点。


「テイク・イット・イージー」 と「ホテル・カリフォルニア」とかの有名どころも入っているので、

これくらいはイーグルスの名前を知らなくても聞いた事があるでしょうとの思い。


日本の音楽なんかアウトオブ眼中てな感じで、洋モノばかりに眼が向いてた若かりし頃。








イーグルス ベスト・オブ・イーグルス WQCP-973

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  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • メディア: CD



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ふだんの日よりも、そそくさと業務を片付け、男女4人クルマに乗り込む。

目指すはここから30分位で行ける隣の市の平塚の海の近くにある


「草履のとんかつ」



っていうのは、正式なお店の名前ではないけれど、

ここの常連の僕がそう呼んでいるだけで、ここのトンカツはボリュームが半端ではなく、

見た目がもう、ゾウリそのもの。


あと特筆としては、おかわり自由のシャキシャキの超細かい千切りキャベツと、

自家製の特別なソース。


まぁ、食のすすむ事ったらなく・・・大食い選手権なみに、

お腹の限界をテイク・イット・トゥ・ザ・リミットしてでも、つい食べ進んでしまう。


そして、いつも満腹で満ちたりてお腹に手をやりながら店を出るので、

のれんを顔でかきわけて出なければならないのだ。







京セラ セラミック可変式スライサー プロテクター付き ホワイト CSN-182WHP

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  • 出版社/メーカー: 京セラ
  • メディア: ホーム&キッチン


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店を出ると満月がちょうどいい高さで輝いていた。

先輩女子3人にはちょっとボリューミーかと思ったけれども、

意外と苦しそうな表情は誰にもなくて、みんな草履のトンカツに満足の様子。


職場をはなれ、おいしいものをみんなでおしゃべりしながら楽しく頂いて・・

こんな一時を過ごせ、先輩との距離がすこし縮まって、

ちょっとだけ働きやすくなった様な気がした。


さて、先輩女子3人は電車通勤なので、会社近くの駅まで送っていかなくてはいけない。

帰りの車内は、行きよりも和やかなムードになり、前後をはさんで会話が盛りあがる。

運転の僕はどちらかというと女子3人の聞き役。


大きな国道の赤信号で停止されられる。 ここは待ち時間の長い知られた交差点。

ふと音楽が途切れ、オートリバースでカセットテープはB面に変わった。








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  • 出版社/メーカー: Nakamichi
  • メディア: エレクトロニクス


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「そういえばさぁ、xxxx」

話題が隣の課のあの子のことになった。

耳ダンボ・・・全身が耳になるけれどさりげなく振舞う。

知らぬが仏と言うけれど、無知は罪とのことばもあり、

どちらが正しいのか今の僕にはわからない。


そして「呪われた夜」のおどろおどろしいイントロが流れ出す。

















関連記事


呪われた夜 One Of These Nights
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2016-01-24

今日の一枚「ベスト・オブ・イーグルス」
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/2013-12-14

マイカテゴリ 読み物
http://versatile.blog.so-net.ne.jp/archive/c2305854786-1






呪われた夜  <FOREVER YOUNG CAMPAIGN 2015>対象商品

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